アイドル的に政治家が好きだというだけの話

「政治家が好き」と言えば大抵お堅い印象を与えるのが常だと思うが、私はちょっとベクトルが違う。

「一人の人物として」政治家の方々が好きだ。

どういうことかというと、アイドルだとか芸能人のように人柄や顔に惹かれて好きになったのだ。

私がこの「好き」の感情を最初に抱いた政治家は、小泉純一郎元総理大臣であった。まだ無垢だった約15年前、白髪交じりながらボリュームのありそうな頭髪と、基本的に若干口角の上がった表情に形容し難い安心感を抱いたのだと思う。どんな芸能人より、どんなアニメキャラより、「あの顔」が一番好きだった。

とはいえ、私とて一人の子供だったから、数年はそんな感情を抱くことなく、次に同様の感情を抱いたのは10年後。そう。「令和おじさん」こと菅義偉元総理大臣である。日本最長の長期政権を築いた安倍内閣において、第二次内閣以降の内閣官房長官の座に就き続けた御方は、見ない日は無いほどに記者会見という場におけるテレビ出演が多かった。

「令和おじさんはパンケーキが好き」という情報はそこそこ有名であるが、度々行われるその記者会見においても、時折聞かれる記者からのユニークな質問に対して顔を緩ませて回答している姿は、とても微笑ましいものがあった。十分に偉い立場であるものの、このように微笑ましい姿を見せるのに、これがいわゆる「ギャップ萌え」なのかと感心したものだ。

ここからは深掘りせず紹介だけしていくが、メディア出演時は大抵柔和な笑顔を見せる日本共産党の志井和夫委員長、エゴサーチには「フォースを使う」という河野太郎自由民主党広報本部長も欠かせない。

そして最近は、過密スケジュールの合間に記者会見までしっかりこなす林芳正外務大臣、自身のYoutubeチャンネルで選挙前に笑顔で政治を解説する国民民主党玉木雄一郎代表もまた魅力である。

 

と、ここまで紹介してきたが、ここに掲載した議員はメディアへの出演が多い所謂お偉方であり、地方議員にも目を向けると更に魅力的な政治家は居るだろうから、またそちらにも目を向けていきたい。